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かまわぬ手帖 vol.6 〈手ぬぐいの使い方〉お役立ち!てぬぐいで防災

9月1日は防災の日です。

みなさんが日頃から使っている「てぬぐい」は、防災アイテムとしても大活躍!
てぬぐいの「軽い・かさばらない・すぐ乾く」特性を活かし、さまざまな用途に使えます。
今回は、てぬぐいで出来る防災を考えていきましょう。

「非常用持ち出し袋」はご用意されていますか?
災害にそなえ、数日間の生活用品を蓄えたバッグです。
防災グッズや非常食と共に、数枚のてぬぐいを入れておけば様々な道具の代用品になるため、荷物が増えすぎることなくお役に立ちます。

<防災手習帳>
かまわぬオリジナルの防災てぬぐいです。様々なカタチに姿を変えるてぬぐいは、もしもの時にそっと役立ちます。活用方法がイラストになって一目瞭然!

<もしもの時の てぬぐい活用法>

◆包帯
てぬぐいを割いて包帯代わりに。てぬぐいは端を縫製していない為、切り裂いて使うときに便利です。詳しくは下記をご覧ください。

◆傷あて・止血
絆創膏やガーゼなどが無い場合、清潔なてぬぐいで手当しましょう。
感染予防のため、抑える方の手にビニール袋を着用してもよいでしょう。

◆添え木
腕など痛めたとき、雑誌や新聞などを添え木にして、てぬぐいで結びましょう。

◆マスク
ほこり避けや手持ちのマスクが無くなったときの代用品に。

◆ハンマー
石などオモリになるものを包んで結ぶ。遠心力を使って振れば、窓ガラスなども割ることができます。

◆三角巾
骨折など負傷した場合、腕を吊って安定させましょう。

◆SOS
助けを呼ぶときに。目立つ色がオススメ!

◆靴下・スリッパ
避難所などでの足元の冷え対策に。吸湿性にも優れています。
詳しくは下記をご覧ください。

<包帯のつくり方>

1.小さく切り込みを入れて、てぬぐいを裂く
2.残り5cmくらいのところで止め、その横から折り返し裂く
3.これを繰り返すと細長いロープ状の布が完成
4.ケガしたときに巻き付けて使いましょう


<靴下・スリッパのつくり方>

1.てぬぐい横に広げて床に敷き、中央に片足を乗せてつま先側を畳む
2.両サイドを持ち上げ、前でクロスする
3.足首の後ろで結ぶ
4.余った部分を折り込んで、即席靴下(スリッパ)の完成!


またまだ使い方があります!簡単にご紹介。

◆防寒/暑さ対策
首巻きに。また肌着の中(背中)に一枚入れれば温度調整にも活躍します。

◆頭巾
新聞や衣類などを折りたたんで頭に乗せ、ぎゅっとてぬぐいを巻けば、簡易頭巾の出来上がり。

◆体を拭く
お風呂に入れないとき、濡らして絞ったてぬぐいで体を拭くとさっぱりします。

◆すべり止め
食器棚の棚板に敷くと、器がすべるのを防ぎます。

その他、繋げてロープに/アイマスク/ストレッチの道具/赤ちゃんのおむつ などなど

災害時、避難時に役立つてぬぐいの活用術でした。
非常時の持ち出し袋だけでなく普段のカバンの中にもに、てぬぐいを入れておくと良いですね。

なお、てぬぐいによる怪我などの手当ては、あくまでも応急処置となります。改めて適切な処置を受けるようにしましょう。


次回、更新予定は10月5日です。どうぞお楽しみに。