お知らせ

【ニュースリリース】応援の“わ”プロジェクト 「門前てぬぐい」代理販売開始


令和6年元日に発生した能登半島地震にて被災された方々を支援するチャリティー企画「応援の“わ”プロジェクト」の一環として3月8日(金)より、かまわぬ公式オンラインストアにて「門前てぬぐい」を発売いたします。

本アイテムは、石川県輪島市・門前(もんぜん)町にある「禅の里づくり推進協議会」のオリジナル手ぬぐいです。「門前町で暮らす若者たちでワイワイ言いながら自分たちがまず楽しくやろう!」をモットーに活動されています。

現状、販売を再開する見通しが立っていない状況であることや、門前町の魅力を手ぬぐいをお使いいただいている皆さまに知っていただけたらという想いから代理販売に至ることとなりました。

手ぬぐいには、門前町の名物や名品をアイコン化されています。手ぬぐいを通じて、皆様に「輪島市・門前町」の魅力を知っていただき、被災地域に想いを寄せていただければ幸いです。是非、この機会にお求めください。


● 商品名|門前てぬぐい
● 価 格|1,100円(税込)
● 発売日|2024年3月8日(金)12:30
● 取扱店|かまわぬ公式オンラインストア
* 本商品は数量限定です。なくなり次第終了となります
* かまわぬ実店舗での取り扱いはございません

皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

禅の里づくり推進協議会https://www.zennosato.com/

ONLINE STORE


【オリジナル手ぬぐい製作のきっかけ】
2021年に輪島市門前町にある曹洞宗の大本山總持寺祖院が開創700年を迎えることを機に、観光や参拝で訪れる人に向けて若手の方々を中心とした「禅の里づくり推進協議会地域まちづくり部会」が町の名物モチーフをアイコン化した手ぬぐいの依頼をお受けしました。

【禅の里づくり推進協議会よりメッセージ】
門前町を含む能登半島全域は令和6年能登半島地震にて大きな被害を受けました。2007年の能登半島地震での被害からようやく活気を取り戻したところでの震災。心が折れてしまった人も多くいます。正直、復旧・復興にはまだまだ時間がかかりそうですが、少しずつできることをやっていきます。輪島市の市花は「雪割草」です。花言葉は「忍耐」です。この花のように大変な時をじっと耐え、いつの日か復興の花を咲かせたいと思っています。


【各アイコンの解説】
門前てぬぐいは門前町の魅力をアイコン化されたデザインになっています。各アイコンについてご紹介いたします。

●アテ
・輪島塗の素地や住宅建材として多く用いられる「档(アテ)の木 ※一般名称アスナロ」。輪島市門前町にある樹齢800年を超える档(アテ)の木はその元祖と言われています。


●スルメイカ
輪島市の鹿磯漁港では5月から3ヶ月間、県内外からイカ釣り漁船が活発に入港します。漁船はスルメイカの群れを追って日本海を北上し、6月に漁の最盛期を迎え、同漁港を拠点とした漁は7月頃まで続きます。


●猿山岬灯台
猿山岬は能登半島の北西側にあり、海抜約200メートルの断崖の一角に灯台が建っています。建設は大正8年に始まり、地元住民を使って難工事を行い、1920年に完成しました。3月下旬から4月初めには雪割草やスミレなどの花が咲き、灯台からは3.4キロの自然歩道「のと猿山雪割草のみち」が続き絶景を愉しむことができます。


●獅子舞
安代原獅子舞は、万延元年頃に富山県氷見市論田、熊無で習得され、門前町を含む複数の地区に伝承されています。獅子舞は春、夏、秋祭りや県内外のイベントで演じられ、4人の演者が入ります。天狗は獅子に対する者であり、囃子方は太鼓、鉦、笛を用います。天狗と獅子、そして囃子方が一体となって勇壮に舞い、演目には「八ツ節」「七五三」「京振り」があり、最後には「獅子殺し」が奉納され、五穀豊穣や集落の安全を祈願します。


●大本山總持寺祖院
總持寺は1321年に開創され、福井県の永平寺と並ぶ曹洞宗の大本山です。明治31年の火災で伽藍の大部分を失い、一時的に横浜の鶴見へ移転しましたが、開創の地である輪島市門前町に再建されました。2021年に700周年を迎え、その記念諸行事が總持寺祖院で開催されます。


●輪島塗
江戸時代前期には輪島で漆器製作の技術や流通が確立したと考えられています。木質素地にアテ材のヘラを用いた下地塗、天然漆の刷毛塗りを基本とし、大きくは木地・塗り・加飾に分類される各工程を専門の職人が手掛けます。下地塗で輪島地の粉(わじまじのこ)と呼ばれる焼成粉末化した地元産珪藻土を漆に混ぜるのが特徴です。


●北前船(きたまえぶね)
北前船は江戸から明治時代にかけて日本海側を航行し、商品を運んでいた商船で、主に大阪から北海道まで活動していました。北前船の船主集落である門前町の「黒島(くろしま)」は、海運の発展により有力な廻船問屋が成長し、江戸時代前期に繁栄しました。黒島町では現在も、往時の船主や船乗りの住宅が残り、能登地方を代表する歴史的な町並みを形成しています。


●雪割草(ゆきわりそう)
門前町の猿山岬は奥能登最後の秘境といわれ、その一帯は日本有数の雪割草の群生地として知られています。雪割草は輪島市の市花でもあり「忍耐」を意味します。雪解けのころ、海風に耐えながら愛らしい花を咲かせます。


●アマメハギ
・ユネスコ無形文化財に登録された「能登のアマメハギ」は門前町の皆月(ミナヅキ)、五十洲(イギス)地区で伝統的に行われている来方神行事です。


●米
門前町の寒暖差の大きな山間地域で育つお米は、昼夜の温度変化が旨味を豊かにすると言われています。この地域には名水百選に選ばれた古和秀水(こわしゅうど)があり、清らかな水と澄んだ空気の恵まれた環境で大切に育てられています。


●阿岸の七面鳥
奥能登での七面鳥の飼育は昭和60年代に始まり、現在ではヒナのふ化から食肉処理まで一貫して行われています。また、奥能登の静かな自然環境は、臆病な七面鳥にとってストレスがなく、最適な飼育環境です。現在は、阿岸(あぎし)の七面鳥としてブランド化し、地元ホテルから東京のフランス料理店などへ通年出荷されています。


●酒
門前町には江戸時代から続く酒造りの歴史を持つ造り酒屋があります。仕込み水は名水百選に選ばれた「古和秀水」の湧水を使用し、芳醇な味わいの日本酒を製造しています。能登杜氏は日本四大杜氏に数えられ、何百年も続く酒造りの伝統を守っています。