手ぬぐいはそのままでも沢山の使い道がありますが、ちょっと手を加えることで使い方の幅が広がります。今回は気軽に「手縫い」で作れる小物を紹介します。
夏の陽ざしが強くなり、日焼けも気になる今日この頃。手ぬぐいでカンタン便利なスヌード型の「くびまき」を作りましょう!手ぬぐいを輪にして縫い合わせるだけのシンプルな作り方。縫い方は切れ端の出ない「折り伏せ縫い」という方法です。
<手ぬぐい くびまきの作り方>
手ぬぐい1枚バージョン
出来上がりサイズ:幅約33×径77cm
所要時間:約30分
手ぬぐい2枚バージョン
出来上がりサイズ:幅約33×径154cm
所要時間:約1時間
材料
お好みの手ぬぐい
縫い針・まち針
縫い糸
チャコペン
はさみ
定規 など
① 手ぬぐいを広げてアイロンを掛けます。手ぬぐい1本のままだと少し長いので、端から11cmところにチャコペンで印を付けてカットします。
② ここからは「折り伏せ縫い」の作り方。布の端を5mmずらして重ね、まち針で留めます。
③ 重ねた部分を「端から1cm」のところで「なみ縫い」します。
④ 余った5mmの部分をアイロンで折ります。この時厚紙で作った定規を使うと便利です。(100円ショップでもアイロン用定規が販売されています)
⑤ 縫い合わせた部分を開き、先ほど5mm折った部分を被せます。
⑥ 被せた部分と下の布をすくいながら「まつり縫い」をします。
⑦ 反対側の端も同様に縫って出来上がり。1枚バージョンはここで完成です!
日除けや汗止めに。締め付けないので息苦しさもありません。さっと被るだけで夏のスタイリングも決まります。ファッションのアクセントにいかがでしょうか。
1枚仕立てのサイズは1周の長さが70cm位あれば大丈夫です。お好みで調節してみてください。
ハギレで作る「コースター」もおまけでご紹介。こちらは首巻き用でカットした余り生地を利用します。
「くびまき」で手ぬぐい2柄を使用したので、コースターも裏表別の柄を組み合わせてリバーシブルに仕立てます。通常はぐるっと縫ってひっくり返しますが、今回は裏返さない簡単な方法で作ります。
<手ぬぐいコースターの作り方>
出来上がりサイズ:9cm×9cm
所要時間:1個あたり 約20分
① 手ぬぐいを「11cm×11cm」にカット/まわり1cmが縫い代になります。「くびまき2枚バージョン」の余り布から3個分作れます。
② 両サイド対角の2辺を1cmずつアイロンで折り目を付けます。残りの2辺も1cmずつアイロンで折り目を付けます。
③ 4辺に折り目がついた生地を2枚組み合わせます。四つ角を交互に咬ませるようにすることで、2枚がしっかりとハマります。これで形がほぼ完成!
④ まち針で留めて、フチから2ミリくらいのところをぐるっと一周「なみ縫い」します。仕上げにアイロンを掛けて完成です!
今回はグラスに使いやすい9cm角にしましたが、お手持ちのカフェオレボウルや蕎麦猪口など、器に合わせてサイズはお好みで。四季折々の手ぬぐいを使えば、季節ごとの楽しみも増えますね。
今回は糸と針があればできる手縫いの作り方を紹介しましたが、ミシン縫いでもOK!最近は布用の接着剤や両面テープもあるので、縫い物はちょっと…という方も便利グッズを使ってチャレンジしてみませんか?
次回、更新予定は7月5日(水)です。